活字中毒者のなれの果て

小説からビジネス書まで、雑食系の活字中毒者。 最近は仕事&資格取得の必要から法律の勉強中。このブログでは日々学んだことや考えたことについて書いていきたいと思っております。

会社では、褒められなくなることを目指せ

仕事をしても感謝されたり、褒められたりすることがなくなった。

そんな悩みを持つ方は多いのではないかと思います。

確かに、仕事をしても礼も言われず、褒められもしないのは、あまり気持ちのいいものではありません。

けれども、実は、褒められない人のほうが職場で評価されていることもあるし、むしろ、それを目指したほうが、やがて自分にいいことがある、今回はそんなお話です。

   

例えば、子供であれば、小学校1年生が足し算ができたら褒められるでしょう。けれども、小学校6年生になって、足し算ができたからと言って褒められるということは普通はありません。

それは、小学校1年生なら、足し算ができないかもしれないと思っていたけど、できたから素晴らしい、それに対し、6年生だと、足し算はできて当たり前だから、特別なことではない。そう思われているからでしょう

そう、同じことをやっても褒められる人と褒められない人がいるのは、それぞれの能力や経験に応じ、できて当たり前と思われているラインが違うから。

だから、実は、今までと同じようにやっているのに、礼を言われなくなったということは、もともとの基準が上がって、このくらいはできて当たり前、と思われているからです。

しかも、学校と違って職場では、小学校の学年のように明確な基準があるわけではないので、それが周囲との差につながってきます。

だから、例えば同期なのに扱いが違う、同じ仕事をしても自分は褒められないけど周りは褒められてるというときは、じつは、自分のほうがより期待されているから、と

 

もともとの期待されているラインが低い社員と高い社員、どっちがその後重要な仕事を任されるか、といったら、当然高い社員でしょう。

 

そう、つまり、褒められない=期待されている=その後重要な仕事が回ってくる、という等式が成り立つ。

だから、働く側としては、自分の基準となるラインを上げる努力をすればいいい。

重要な仕事を任されて、その仕事をこなして当たり前、と思われるようになったら、さらに重要な仕事が回ってくる。だから、自分の今やってる仕事は自分ならできて当たり前、と周りに思われること、つまりは褒められも、感謝されもしなくなることを目指せばいい。

 

 

といいつつ、自分が人に仕事を振る側になると、ちゃんと評価してあげないといけないというプレッシャーはなかなか重いもので、結局褒めるのが一番安直なやり方になってしまうわけですが。

   

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