活字中毒者のなれの果て

小説からビジネス書まで、雑食系の活字中毒者。 最近は仕事&資格取得の必要から法律の勉強中。このブログでは日々学んだことや考えたことについて書いていきたいと思っております。

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「なるべく」という言葉が、業務の効率化を妨げる

上司が部下に指示を出す時、「なるべく」というのは便利な言葉です。 例えば書類の作成を指示するとき、「なるべくいいものを」「なるべく早く提出して」といえば、指示したような体裁は取れてしまいます。 本来「なるべく」というのは、無理であればできる…

業務効率化を進めたいなら、業務改善という言葉を使ってはいけない

最近、働き方改革がいわれ、無駄な業務を削減するなどして、業務の効率化を進めよう、という動きが進んでいます。 業務の効率化そのものに対して表立って反対する人というのは、あまりいません。 しかし、実際に、業務の効率化を進めようとすると、なぜか無…

管理部門の人間こそ、外部に目を向けるべきである

現在、法務を中心にしつつ、管理部門全般の仕事をしています。 もともとは企画の仕事をしていたのですが、会社が大きくなってきたので、管理部門の人間を一人置こう、ということで管理部門に回ってきました。 管理部門というと地味ですが,非常に神経を使う仕…

上司が部下になんでも「自分で考えろ」といってしまうのは、自分で考えていなかったことのあらわれである

たとえば、車が右側通行か左側通行か、という問題を考えてみます。 もちろん、どっちがいいのか、というのは、厳密に考えればあるのかもしれません。車の運転席の位置、右折と左折の時の効率、乗り降りのしやすさ等。 しかし、それより重要なのは、どちらか…

職場でコミュニケーション能力が低いと評価されているならば、転職を考えるべきである

まず、コミュニケーション能力という言葉がなぜ使われるかについて考えてみます。 上司が部下の人事評価をするとき、好き嫌いを挟んではいけない、という建前があります。 人事評価というのは仕事として行うものですから当然のことです。 その一方で、人間な…

上司の仕事は、部下に仕事をさせることよりも、仕事をさせないことにある

戦国時代や三国志を扱った歴史小説を読んでいると、よくこんなシーンがあります。 傍から見ると無謀に思える城攻めを命じる君主に対し、家臣が撤退を進言します。 君主は、その家臣を「臆病者!」と一喝して、その家臣を処断してしまいます。 家臣にしてみれ…

他人に相談しないと決められない人と、他人のことに口出ししたがる人の共通点

人に相談しつつ、結局意見は聞かない人、というのがいます。 本当に柔軟にいろいろな人の意見を聞いて取り入れる人ならいいのですが、困った人というのは、結局相談だけしておいて、何か言っても、「でも~」とか、「だって~」で始まり、結局解決につながり…